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なにげに難しいキャンプ用マットの選び。失敗せず、一発で、快適なキャンプ用マットを選べる、選び方、教えます!

キャンプ用品の中で、なにげに選ぶのが難しいものの1個がキャンプ用マットです。

よくある失敗として

・寝ずらい・・・
・背中が痛い・・・
・フワフワしすぎで寝ずらい・・・
・寝心地はいいんだけど、収納がでかい・・・
・寝心地はいいんだけど、重い・・・
・背中が寒くて寝れん・・・

などなど

キャンプ用マットは、なかなか難しいんです。

そんな失敗をせず、一発で、快適なキャンプ用マットを選べる、選び方、教えます!

ポイントは、この3つ

・マットの種類と特徴を知ろう!

・マットの厚さを選ぼう!

・マットのR値(断熱性)を選ぼう!

なお、キャンプ沼では、カテゴリー>寝具>マットのページで、この3つを指定して検索ができます。

それでは、3つのポイント、1個づつ解説します!

キャンプ用マットの種類と特徴を知ろう!

キャンプ用マットは、大まかに下の3つの種類に分けられます。

・インフレータブルマット
・エアーマット
・クローズドセルマット

それぞれの特徴、メリット・デメリットを解説しますので、自分のキャンプスタイルにあったマットを選びましょう!

インフレータブルマット

空気を入れて、膨らませて使うマットですが、なかにスポンジなどの詰め物が入っており、クッション性が良い=寝心地が良いマットです。

収納時はしぼんでいて、フタ開けるとあると、自動で膨らむセルフインフレータブルというマットもあります。

スポンジなどの詰め物が入っているので、収納時は、ちょい大きい・ちょい重いのも特徴ですが、車を使って荷物を持ち運びするオートキャンプであれば、寝心地優先でもっとも人気の高いマットです。

メリット

・なかにスポンジなどの詰め物が入っているので、寝心地が良いです。
・自動で膨らむのは便利です。

デメリット

・空気を入れないといけません。ポンプが必要な場合もあります。
・穴が開くかもしれません。穴開くと使い物になりません。
・R値(断熱性)はピンキリですが、R値が高いものは、お値段も高いです。

 

エアーマット

空気を入れて、膨らませて使うマットです。

軽くてコンパクトのものから、もうこれベット?というぐらい厚くて大きなものまであります。

中は空気なので、収納時は小さく折りたためて、コンパクトになります。しかも軽量です。

コンパクト・軽量のものは、登山にも利用されます。

メリット

・中は空気なので抜けば、小さくコンパクト、軽量になります。
・中は空気なので大きさ・厚みは自由自在です。
・中は空気なので、寝心地はフワフワです。
・ピンキリですが、値段の安いものもあります。

デメリット

・中は空気なので、寝心地はフワフワします。
・空気を入れないといけません。ポンプが必要な場合もあります。
・穴が開くかもしれません。穴開くと使い物になりません。
・R値(断熱性)はピンキリですが、R値高いものは、お値段も高いです。

 

クローズドセルマット

広げたら、すぐ使える、いわゆるマットです。

クッション性のあるフォーム材でできており、薄いながらもクッション性を高める工夫がされています。

ホームセンターのキャンプ用品コーナーでよく見る「銀マット」も、クローズドセルマットの1種です。

空気入れる手間がなく、軽いので、登山にも利用されます。

メリット

・手軽です。
・軽いです。
・空気漏れとかの心配がありません。
・安いです。

デメリット

・寝心地はそれほど良くありません。
・小さくはなりません。
・R値(断熱性)はそれほど高くありません。

キャンプ用マットの厚さを選ぼう!

厚ければ厚いほど、寝心地良しです。

そりゃそうだ。

マットの種類ごとにマットの厚さはこんな風になっています。

・インフレータブルマット
3cm~10cmぐらいから選べます。
厚ければ厚いほど、寝心地良しです。
厚ければ厚いほど、収納サイズは大きくなり、重くなります。
そして、厚ければ厚いほど、お値段高しです。

・エアーマット
5cm~30cmぐらいまで選べます。
厚ければ厚いほど良いのですが、厚いほど、エアーマット特有のフワフワ感が大きくなります。
30cmなんてものは、マットというよりベッドです。
エアマット特有のフワフワ感は、好きな人はいいんですが・・・好みの別れるところです。

・クローズドセルマット
1cm~3cmぐらいまで選べます。
クローズドセルマットは厚くなるとそれだけ、大きくなってしまうので、どんなに厚くても3cmぐらいまでです。

キャンプ用マットのR値(断熱性)

R値(R-value)とは、断熱性を表す数値です。

R値が高いほど冷気が伝わりにくく、簡単に言うと寒くなりにくいということです。
R値が低いほど冷気が伝わりやすく、簡単に言うと寒くなりやすいということです。

夏場は気にする必要がありません。

問題は、寒くなってきてからです。秋・冬・春です。

地面からの冷気が背中に伝わり、とてもとても冷たいのです。

これを底冷えと呼びます。

地べたに直だと最も冷たいですが、車の中であっても底冷えしますし、コットという簡易ベッドの上でも底冷えします。

底冷えすると、寝れないのがとてもとてもツライのであります。

そこで、マットに断熱性を求めるのであります。

どのぐらいの断熱性=R値が必要かが以下の画像となります。

春・秋は、2.0~4.0
冬は、4.0~6.0
雪山は、6以上

という断熱性が必要だというわけです。

では、マットの種類ごとで、どのぐらいの断熱性=R値があるか?というと

・インフレータブルマット
0.0~6.0
マットの厚みと断熱対策により変化します。
R値の記載がないものも多い。
記載の無いものは、断熱対策の有無を確認したほうが良いです。
断熱対策が無のものは、断熱性はあまり期待できないと考えたほうが良いです。

体験談

Sea to summitのR値4.2のインフレータブルマットをもっています。
真冬でも底冷えで寝れないということはありません。
やっぱR値があるやつは、安心だなぁ~と思ったマットです。

・エアーマット
0.0~6.0
マットの厚みと断熱対策により変化します。
R値の記載がないものも多い。
記載の無いものは、断熱対策の有無を確認したほうが良いです。
断熱対策が無のものは、断熱性はあまり期待できないと考えたほうが良いです。
※ エアーマットは、中は空気なので、断熱対策なしの場合、断熱性はまったく期待できない=めちゃ寒い可能性あり。

体験談

厚さ20cmぐらい、電動ポンプで空気を入れる、まるでベット?というエアーマット持っています。
こんなやつ。

断熱対策は無し。

秋のちょっと寒くなってきたなぁ~という時、マットの中の空気が冷え冷えでめちゃ寒かったです。
夏以外は使えません。
エアーマットは、R値があるやつじゃないと無理だなぁ~と思ったマットです。

・クローズドセルマット
0.0~2.0
マットの厚みと断熱対策により変化します。
R値の記載がないものも多い。
記載の無いものは、断熱対策の有無を確認したほうが良いです。
断熱対策が無のものは、断熱性はあまり期待できないと考えたほうが良いです。
※ 断熱対策として、アルミ蒸着されているものは効果があると思います
※ 銀マットのR値は、0.25~0.5ぐらいだそうです。

体験談

Soomloomのクローズドセルマット持ってます。
アルミ蒸着されているやつです。
真冬にコットに、クローズドセルマットひいたら、素直に寝れます。
R値の記載はないけど、アルミ蒸着は効果があると思いました。
とても安価で、それほど大きくもないので、複数枚もって、重ねて使うのもありだなぁ~と思ったマットです。

キャンプ用マットのおすすめな選び方

キャンプへの行き方で選ぶ

キャンプは車で行きますねんという方は、寝心地が良い、インフレータブルマットがおすすめです。

収納は多少大きくなりますが、車に乗らないほどではありません。

キャンプはバイク・徒歩でも行くことがある、山にも使いたいという人は、携帯性も兼ね備えた、エアーマット、クローズドセルマットがおすすめです。

エアーマット、クローズドセルマットどちらにするか?は、薄くても平気(リビングの床でも寝れちゃうわ)みたいな人は、断熱対策有のクローズドセルマットがおすすめです。

空気を入れる必要がなく、穴があくリスクもないので、安心です。

ザックに外付けできるのも良いポイントです。

寝心地で選ぶ

エアーマットのフワフワ感が好き・気にならないというなら、エアーマットのめちゃ厚いやつがいいです。

エアーマットで、もっとも分厚いやつがこれ

厚さ46cm。もはやベッドです。

エアーマットのフワフワは苦手な方は、インフレータブルマットの厚いやつ。

インフレータブルマットも厚ければ厚いほど良いです。

薄めのものを選ぶと、厚いやつが気になってきます。

となりの芝は青いのです。

5cm買ったけど・・・10cmってどんなんだろう?

ってなります。

R値(断熱性)で選ぶ

自分がキャンプする季節で一番寒い時期にあわせて、ターゲットのR値を決めて選びましょう。

R値も高いに越したことはないのですが、R値は、高ければ高いほど、お値段も高くなります。

冬山登山で使用されるようなR値の高いマットは3万円ぐらいしたりします。

キャンプで使うには、オーバースペックかもしれません。

そんなときは、複数のマットを使って、R値をかせぎましょう!

R値は、足し算可能なんです。

R値、3.0のマットがあったとして、ちょっと寒いと

もう少し断熱したい場合は、クローズドセルマットを足して、+2.0すれば、R値 5.0のスリーピングシステムの出来上がりです。

また、コットを利用すれば、地面が離れることで、冷気から逃げるのも手です。

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